介護の仕事を始めてみたい。介護福祉士を取得したのでスキルアップを目指したい。
介護の仕事に従事している方でこの仕事を続けていていいのかどうか?先行きが不安。と思った方向けの記事となります。
仕事は好きだが給料が安い。休みが少ない。
男性からすれば一流企業などと比べれば社会的に地位が低い等自分で思い込んでしまう。
しかし、福祉の仕事も処遇改善加算や介護職員等特定処遇改善加算等、加算が多くなり給与面も改善しております。
今は介護職員として働いていても、資格を取得していく事によりどれだけ仕事が広がっていくか。
不景気にも強く、やる気さえあればしっかり給料アップや管理職になれること。
コロナ関連で職を失ってしまった方も是非福祉の仕事をしてみませんか?
介護・福祉系の仕事を極める為にこれからやっていく事や、新しい資格への挑戦を行っていく為に学んでいく事を今回の記事とします。
コンテンツ
福祉の資格を持っていてよかった事
私が社会に出た際に所持していた資格は、ホームヘルパー1級(現:実務者研修)でした。
老人保健施設に新卒で勤めましたが半年で挫折。実質出勤していたのは4か月ほどで半年で退職。
毎日の排泄介助に入浴介助、休む暇もなく食事介助で利用者には怒られ看護師には怒られ。
夜勤も毎回のように問題が発生し、休憩も満足に取れず土日も休みなし。
こんな仕事を延々と行っていかないといけないのかと思うと絶望的になり、気が付くと退職願いを提出しておりました。
こんな方多くいるのではないでしょうか?
先輩職員との人間関係。事務所職員や他職種との連携がとりづらい。いじめなど
給料が絶望的に安い。休みが少ない。職場環境が悪い。
しかし資格があること(当時はホームヘルパー1級(実務者研修))でどこの福祉施設でも面接を受ければ採用して頂くことが出来ました。
現在は冒頭でも説明した通り、加算がつくことにより私が介護職員を行っていた時よりもはるかに給料も待遇も良くなっております。
実務者研修とまではいきませんが、初任者研修(旧:ホームヘルパー2級)でも十分に採用されやすくなります。
初任者研修を自腹で取られる場合には関東平均で6万円ほどとなります。
私は専門学校でヘルパー1級、学費200万・・・
当時は何度、介護福祉士の専門学校や作業療法士などの専門学校に入れば良かったと思ったことか・・・
こちらの「かいご畑」ではなんと無料で資格を取れて、就職活動の手伝いに賃金の交渉まで行ってくれます。
他のサイトも使ったことはありますが本当に中途半端です。電話もしつこいし紹介できる施設も非常に少ない。だからバナーは貼りません。
かいご畑さんはニッソーネットが運営をしており対応も素晴らしいです。だから貼ります。
介護業界に興味が持てた方は是非登録をお願いいたします。
介護職員は人財不足と認知されているでしょうが、実際は待遇の良い法人には求人の空きはございません。
無資格未経験で働けるところは基本ブラックです。
確実に待遇も社会的地位も向上している福祉の仕事は2025年にはピークを迎えます。
コロナ関連で職を無くした優秀な人材も、福祉の業界に入られるとしたら無資格では今後戦っていく事は難しいのです。
ヘルパー1級から介護福祉士へ
何度も転職を重ねていた私は実務経験が通算4年目になったときに、初めて介護福祉士を受験してみようと思いました。
何故3年目に受けなかったかというと転職して間もなかったこともありますが、実際は転職の回数が多く自分の実務通算が把握できていなかったことにあります。
また、転職2か所目の先輩おばちゃんヘルパーや介護主任が介護福祉士試験に落ちており、こんなに仕事が出来る人たちが落ちるのだから相当難しいのであろうという先入観がありました。
4か所目で介護職リーダーになった私は、他のリーダーの勧めで実技免除講習(当時10万円弱)を先に受け、3か所から実務経験を書いて頂き国家試験に臨みました。
実技の先生からは「中央法規の問題だけをやるように」とアドバイスを頂き、中央法規の一問一答を試験2週間前からぱらぱらとやるようになりました。
使用した教科書は↓こちら↓です。これだけで十分受かります。
結果は解答率8割超えで自己採点の時点で合格を確信、介護福祉士が私の初の国家資格となったわけです。
国家資格を取得できたことが上を目指していきたいというトリガーとなりました。
ヘルパー1級の私からすれば「介護福祉士」「社会福祉主事」「介護支援専門員」はまさに夢の様な資格でした。
その一角を落とした私は、今回の試験でも介護福祉士に受かった方の大多数が検索しているであろう、
「介護 キャリアアップ 資格 転職」「ケアマネージャー 受験 資格 経験」
「社会福祉主事 入学 必要な経験」など
私も夜勤中に検索しておりました。
そして「介護支援専門員」(※当時は介護資格+介護等業務経験5年で受験可)と「社会福祉主事」のダブル取得を目指し受験申請と入学申請を行うわけです。
介護業務経験で取得できる資格一覧
一定の資格さえ取得すれば障害や保育関係にも転生できます。
介護業務をしていく中で経験を積むことで取得できる資格は、
「介護福祉士」「介護支援専門員」「主任介護支援専門員」「社会福祉主事」「社会福祉士」「精神保健福祉士」「保育士」です。
余所のサイトでも取得ルートなど書いてはありますが、未経験の方からすれば分かり辛いと思いますので介護士ルートでわかりやすく解説します。
①介護福祉士
介護業務もしくは障害施設経験3年と実務者研修必須で受験が出来ます。
②介護支援専門員(ケアマネージャー)
国家資格を基礎資格として実務経験が通算5年以上であり、従事した日数が900日以上であれば受験が出来ます。
介護福祉士を取得し、その後の経験が5年という考え方が一番簡単です。
もしくは施設等での相談援助業務に通算5年以上かつ900日以上従事する者。
社会福祉主事を取得し相談業務5年でも問題ありません。
関連記事:介護福祉士取得後のリアルなキャリアアップ!介護支援専門員編【目指す管理者RPG】
③主任介護支援専門員
介護支援専門員を取得後5年の実務経験を経て主任介護支援専門員研修を受講すれば資格を取得することができます。
居宅介護支援事業所の管理者の必須資格となります。地域包括支援センターにも必須です。
④社会福祉主事
社会福祉事業の届出をした施設・事業所で勤務をされている方で、経験年数は問われませんが所属長の推薦を受け、入学申し込みを行い1年の通信授業を受けます。
大学卒の方で科目を履修済みの方は既に取得されています。いわゆる3科目主事。※大学に要確認事項
関連記事:【社会福祉主事任用資格】通信教育!取得して損はなし!目指すは相談員とデスクワーク!
⑤社会福祉士
社会福祉主事を取得し、相談援助業務2年経験し社会福祉士短期養成校に6か月通う事で受験資格を得られます。
私の場合は社会福祉主事を取得後、居宅の介護支援専門員として2年従事し短期養成校に入学しました。その為相談援助実習は免除です。
期間は6か月で費用は約19万弱。ただし半額が戻ります。実習有の場合だとロフォス湘南で422,700円。
主事を持っていない状態での相談援助業務では4年が必要となり、養成校も1年間となります。
最短での受験資格取得は福祉系大学等(4年)+指定科目履修です。
⑥精神保健福祉士
社会福祉士を取得すると入学要件を満たします。精神保健福祉士短期養成校に再度6か月通い国家試験を受験出来ます。
⑦保育士
なんで保育士?と思う方もいると思いますが保育士は福祉の資格です。
専門(学校教育法に基づき修業年限2年以上の専門学校)・短大・大卒以上でしたら保育と全く関係の無い学科でも実務経験無しで受験が出来ます。
高卒でしたら平成3年3月31日以前に卒業したら無条件。平成8年3月31日以前の卒業でしたら保育科を履修した方は対象。
保育士試験の面白いところは、介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士を取得していると筆記試験の9科目のうち難易度の高い3科目がなんと免除となります。
6科目の受験+実技試験となりますが1年に2回試験が受けられ、特殊的ですが受かった科目に関しては更に3年間の免除が受けられます。
つまりゆっくり受験したとしても3年の期間で取得が目指せるのです。
放課後等デイサービスや保育関係には必須で、加配加算等つくことから非常に強い資格になってきています。
まとめ
福祉関係資格で従事できるのは高齢者、障害、保育事業となります。
そのすべてに従事できるようになるには資格が必須となります。
それはまるで人生のRPGの様でまさに可能性は無限大。
専門性がないと思う方もいるとは思いますが、私としては保育にも障害にも従事してみたいわけです。
介護職員だからと言って自分で可能性を閉ざしている方が多いのではないでしょうか?
ただのヘルパー1級だった者がどこまで目指せるのか?
福祉の未来は真っ暗だなんて思ってほしくないわけです。
最終的に目指すは管理職(施設長、園長、公務員、法人内管理者)だと思います。
次回は介護支援専門員編を記事にしたいと思います。