大多数の方が介護福祉士を取得後、更なるキャリアアップを目指すため必要な資格。
ケアマネージャーの正式名称は介護支援専門員。
介護職員からの上級資格。現場から事務系に移行できる強い資格です。
会社にとってもケアマネがいるから集客ができる必要な職種です。
ケアマネージャーになるためには、国家資格を取得後5年間の業務経験を経て、介護支援専門員実務研修受講試験に合格する必要があります。
ケアマネージャーを受ける方は殆どが介護現場からの受験者が多いと思います。
問題を見て無理。漢字が多すぎ。勉強したくない。テキストはどれ使えばよいのかわからない。勉強の仕方、方法がわからない。
何とか楽して一発で受かりたい!そのような考えの方はいませんか?
私はそういう考えです。
資格さえ取ってしまえばこちらのものなんです。
コンテンツ
介護支援専門員とは
大多数の方が聞いたことであろうケアマネ。
私が学生のときは現場は辛いけれども、ケアマネを目指ししっかり学んでいくようにと教えをいただいたものでした。
介護支援専門員が創設されたのは1998年から。
第一回当時は合格率も40%超え。しばらくは30%超えていましたが最近では20%を切り、受験資格自体難化しております。
私が受験した時にはヘルパー2級以上の資格者は介護経験が5年以上で受験が出来、介護福祉士を所持していれば「福祉サービス分野 15問」が免除になるものでした。
2015年以降はケアマネジャーの質・専門性の向上のため、国家資格の有無に関わらず全員が60問を解く必要があります。
合格率は20%を下回っておりますが本気で受かりたいと準備をすれば必ず合格します。
記念受験をされている方も多く、数字のマジックに騙されない事が必要です。
介護支援専門員の試験は受かる方はほぼ1回、2回で受かっております。それ以降だらだらと受けている方は勉強方法を変えるべきです。
都道府県ごとに違いはありますが、毎年受験費用として1万近いお金と貴重な休みを削る事に意味はあるのでしょうか?
持っていて損はなし。ケアマネを持っていれば相手の目線も変わります。
ケアマネの勉強法解説
ケアマネージャーの勉強方法としてまずやる事!
①ユーキャンの一問一答2022
②晶文社のケアマネジャー基本問題集2022 上下巻
③中央法規の過去問2022
これだけで合格できます!
必要な事は勉強法を間違えない。勉強をする際は集中する。教材の浮気をしない。
必要な事は問題数をこなすこと。
範囲は広くないので基礎を重点的に鍛える事。
ケアマネに一発合格するために必要な事
合格者のルーティンは
過去問をやる事。
問題数をこなす事。
同じ教材を擦り切れるほど読み返す事。
本当にこれだけです。
余計な本を調べる必要もないです。ここで紹介するテキストだけ使って勉強をしてください。
タロス
これがメインになります。
このテキストだけやれば8割以上の点数をほぼ取ることができます。
模擬問題集・予想問題集は必要ありません。
模擬試験もいりません。(時間と金の無駄)
予想問題集の問題は試験には殆ど出ません。
予想問題、模擬試験の解答だけ覚えて出来る気になり本番で足元をすくわれるのです。
ケアマネ試験は基礎知識が非常に重要になります。
他の出版社から出ている教材も見たくなる時期が来ますがこれは絶対にNGです。
まずは一問一答から
全く知識が無い状態での勉強は辛いですが、まずは問題に慣れましょう。
一問一答からが入りやすくお勧めです。その中でもユーキャンがお勧めです。
介護福祉士試験の勉強よりもケアマネ試験勉強はかなり難易度が高いです。
この一問一答は比較的他のテキストより簡単でとても入りやすい事と、この本は厚みもないので試験追い込み時期に一冊を一気に読みなおしが出来るからです。
2022年版 ユーキャンのケアマネジャー これだけ!一問一答
最初は開くことが億劫で、漢字も多く色々な施設名称や聞いたこともないような制度の事などで、1冊読み終わるころには1か月以上経過しているかと思われます。
2週目に移行するとほとんど忘れていますが、何度も繰り返すことが大切です。
慣れてくると答えを覚えていきますが、何度も繰り返していく中で正しい文章を覚え、解説にも徐々に目が行くようになり知識が増していきます。
そして次のステップのケアマネジャー基本問題集に移ることが出来ます。
ケアマネジャー基本問題集
介護支援専門員試験に非常に効果的なテキストは晶文社のケアマネジャー基本問題集 上下巻。
一問一答で基礎知識を得た後はこのテキストへ移行しましょう。
ケアマネジャー基本問題集’22下巻 保健医療・福祉サービス分野
基本問題集の凄い所は本試験に一番近い問題内容で、本試験より難しい内容となっております。
つまりこのテキストが出来るようになると本試験のほうが簡単になってしまうわけです。
介護支援専門員試験は制度改正の年で無ければ、問題内容も殆ど変わりがありません。
勉強範囲は狭く、深くです。
この上下巻をきっちり出来るようになれば一問一答であやふやに覚えた制度の理解も深まります。
この部分が勉強の核です。
仕上げは過去問
試験最後の仕上げは過去問です。
合格レベルまでは基本テキストまでで十分ですが、合格点に余裕を持ちたい方にお勧めします。
全ての試験の基礎となるものが過去問で、やるとやらないでは結果も雲泥の差です。
3年分はしっかりとやりましょう。
ほぼ変わらない内容で出題されることが多く、試験問題慣れも出来て一石二鳥です。
解説をしっかり頭に入れましょう。
空いている時間は一問一答
基本問題集の過去問とこの三点だけしっかり繰り返し行えば合格するでしょう。
おまけ 聞くだけで学習が出来る?
なんと聞くだけで学習が出来る教材があります。
それは
ケアマネージャー試験の予想・過去問題の要点だけが詰まった、CDで聴くだけの「濃縮 ケアマネージャー」です。
私も実際購入いたしました。
スマートフォンにリスニング内容をダウンロードして車でも移動中でも聞き流しが出来ます。
気になった箇所はネットで調べたりして学ぶことが出来ました。
あくまでも+aな教材ですが中々便利でした。
勉強本を持っていなくとも、空き時間に勉強するにはすごくいいかと思われます。
試験前の移動時もこれを聞いていた事で、事前に聞いていた問題も試験に出ており加点することに成功しました。
介護支援専門員の勉強法の基本:インプットとアウトプットを繰り返す
インプットとは授業を受けたり解説を聴く、参考書や教科書を読む、暗記をする、ネットで情報を調べるなどを指します。
アウトプットとはインプットによって得た知識から使う練習をすること、あるいはインプットで覚えた知識を応用すること。
勉強におけるアウトプットの具体例は、覚えたことを使って問題演習をするということです。
どの試験にも言える事だが、一生懸命ノートを作っている人がいますが本当に無駄です。
問題を繰り返し繰り返し行う事で効率的、かつ短期的に合格が出来るのです。
浮気せず同じ教材を使用し、インプットとアウトプットを繰り返しましょう。
介護支援専門員の出来る仕事
介護現場にいるとよくわからないケアマネさん。何をやっている人なんだろう。
そもそもケアプランてなんですか?って私が現場の時でも感じておりました。
施設ケアマネ
ホームに入居する高齢者・入居中の高齢者のためにケアプランを作ります。
施設ケアマネは、100人の入所者に対して最低1人と義務付けられています。施設の利用者すべてを1人で担当することも少なくありません。
しかし生活相談員や介護職・看護職もいるので、責任もそこまで重くならないことが多いです。
認知症型グループホームなど、入居者の数が少ない施設の場合は、生活相談員や管理者、介護職員、介護事務などと兼務することが多いです。
居宅ケアマネ
居宅介護支援事業所を拠点に介護認定を受けた自宅で暮らす、高齢者のためにケアプランを作るケアマネージャーです。
大体は施設に併設されていることが多く、施設の事務所内にて業務を行なっているので、どこに居宅介護支援事業所があるのかさっぱり分かりませんでした。
担当の高齢者宅を月に1回以上訪問し現在は何に困っているか、心身の状態はどうかをモニタリングを行います。
ケアマネージャーの就職先としては、居宅介護支援事業所が一番多いです。
ケアマネージャー1人でも開業できるため、独立して1人で運営するケースもあります。
1人のケアマネージャーが担当する利用者は標準35人と規定されています。
介護支援専門員の研修
ケアマネージャーに従事する為に必要な研修と次回更新するにあたり必須の研修のみ記載します。
介護支援専門員実務研修 44時間
介護支援専門員試験合格後に行う初めての研修です。また介護支援専門員登録後に5年以上実務に就かなかった方も対象です。
実務研修は、「介護支援専門員として必要な知識、技能を有する介護支援専門員の養成を図ること」を目的としています。
介護サービス計画(ケアプラン)の作成やモニタリングの実施など、ケアマネジメントに関するさまざまな業務に関する専門知識や技術を学習します。
都道府県により研修費用はバラバラです。3万から7万円程かかります。
参加されている方は皆初々しく結構楽しい研修です。
勤めている会社からは研修の為に休みばかり入れられる上に、部下だった人が偉くなることで非常に複雑な空気になります。
介護支援専門員として入職する際には全く役に立たない研修です。
専門研修課程Ⅰ 33時間
5年間の中で必ず受けなくてはならない1科目。
対象者は6か月以上だそうですが、3年目の方なども来られておりマウントの取り合い合戦のような研修です。
グループワークを基本としておりますが、1日目は大きめなホールでまず講義があります。
席順が決まっているのに人の席に勝手に違う人が座っていたり、資料を勝手にもっていかれたり。
基本何でもありのバーリトゥード。
グループワークが始まると、とんでもなく早く来る方が多く基本的に角の席は取れません。
男なんだから司会やってよ!書記くらいやんなよ!等
二度と受けたくありません。
これも都道府県ごとに費用は違いますが3万から6万ほどかかります。
専門研修課程Ⅱ 20時間
必須科目のもう一つ。3年以上の経験者を対象としております。
専門Ⅰの人たちよりは良い方が多かったですが、グループワークでは施設ケアマネも居宅ケアマネも一緒になるのでプランの内容も違うので戸惑います。
あまり偉そうな態度で人に接するケアマネさんは少なかったです。
狭い環境で働いているのに、こんな場所で息巻いていて後々困るのは自分だという認識が出来ていない方はなんなのでしょうか?
半日ばかりでかなり日数が多くなりました。
これも都道府県ごとに費用は違いますが3万から6万ほどかかります。
介護支援専門員で経験を積むと良い事
最初は居宅ケアマネで経験を積むことをお勧めします。
様々な相談業務経験にカウントされやすい仕事です。
相談業務を積むことで更に開ける先は「主任介護支援専門員」「社会福祉士」「相談支援専門員」です。
主任介護支援専門員
居宅介護支援事業所の管理者の必須資格となります。
介護支援専門員を取得後5年の実務経験を経て、主任介護支援専門員研修を受講すれば資格を取得することができます。
地域包括支援センターにも必須です。
独立も出来ますので出来る事の幅が広がります。
相談支援専門員
計画相談支援とは市町村から指定を受けた指定特定相談支援事業者で働ける障害の方向けのケアマネのような資格です。
相談支援専門員の仕事内容は、障害をもつ方やそのご家族の相談にのることです。
要望を伺い各種サービスを紹介し、必要に応じて連絡調整を行います。サービスの利用計画を作成するのも仕事の一つです。
この資格に関して介護福祉士(国家資格)を持って居宅で5年の相談経験を積むことで研修を受けることが出来ます。
研修終了次第「相談支援専門員」として従事する事が可能です。
筆記試験はありません。
相談支援専門員の就職先は、主に基幹相談支援センターや相談支援事業所です。
年に数回しかこの研修はなく、市町村での推薦枠に限りがありますので希望者全員が受けられるわけではないので法人代表として選抜される必要があります。
サービス管理責任者・児童発達管理責任者のような資格となります。
まとめ
試験合格後晴れて介護支援専門員となった暁には、居宅の管理者を目指すのも良し。独立する事も良し。
相談援助の経験を活かし社会福祉士や精神保健福祉士を取得し障害事業に転生するも良し。
可能性は無限大です。
介護支援専門員は女性だけの仕事ではありません。
出来ることを増やすか増やさないかは自分次第です。
任されている仕事に対して常に意味を考えながら更に自分を昇華していきましょう!