ミジンコの培養、私は失敗しました。
メダカに活き餌を食べさせたくて始めたのですが、増やしているつもりが思うように続きません。容器も置き場所も必要ですし、「産卵期の今ほしい」というタイミングに限って足りなくなるんですよね。
そこで冷凍のミジンコを試しました。
正直、最初は「動かないミジンコをメダカが食べるのか?」と半信半疑です。ところが水槽へ入れると、メダカがすぐに寄ってきました。イトメも試したところ、最初は知らん顔をする個体がいたものの、翌朝には沈んでいた分までなくなっていました。
ミジンコを増やす苦労は何だったんだろう。最初に使った日は、わりと本気でそう思いました。
🌸 POINT
使ってみた結論
- 活き餌の管理が続かなかった方には、冷凍フードがかなり現実的
- 普段使いしやすかったのは「クリーンみじんこ」
- イトメは食べ方に個体差があったが、慣れるとよく食べた
- どちらも解凍して少量ずつ与えるのが基本
- 産卵は餌だけで決まらないため、翌日の卵は実体験として紹介する
ミジンコ培養に失敗して冷凍フードを選んだ理由
メダカの餌は人工飼料だけでも用意できます。それでも産卵期になると、ミジンコやイトメのような動物性の餌を食べさせたくなります。
問題は、活き餌の管理です。
ミジンコは買って終わりではありません。培養するなら容器と置き場所が必要で、餌や水の状態も見なければなりません。増え方が安定しないこともあり、私も管理に失敗しました。
ショップで活きたミジンコを探す方法もありますが、いつでも置いてあるとは限りません。ネット購入なら到着時の状態も気になります。
「活き餌をあげたい。でも、活き餌そのものを飼う余裕はない」
まさに私がこの状態でした。
POINT
冷凍赤虫は非常に便利ですが、針子(生まれたての稚魚)にはサイズが大きすぎます。
針子育成ではゾウリムシを併用すると成長スピードが大きく変わります。
✏️ MEMO
冷凍フードに切り替えて楽になったこと
- 培養容器を増やさなくてよい
- 必要なときに冷凍庫から出せる
- その日の水槽数に合わせて量を調整できる
- 全滅を気にしながら管理しなくてよい
この条件に合ったのが、キョーリンの冷凍フードでした。使ったのはクリーンみじんことクリーンイトメの2種類です。
キョーリンのクリーンみじんこをメダカに与えた感想
先に試したのは、キョーリンのスリーステップ殺菌・ビタミン含有冷凍フード クリーンみじんこです。
商品説明では、養殖したミジンコにビタミン複合体を取り込ませ、急速冷凍したフードとされています。手元に届いたパッケージがこちらです。

冷凍フードは大きな塊を切り分けるイメージがあったのですが、クリーンみじんこはフィルムで小分けになっています。

指で餌へ直接触れずに出せるのは助かりました。必要な分だけ取り出し、残りはそのまま冷凍庫へ戻せます。
解凍して驚いた。本当に全部ミジンコでした
カップへ水を入れ、キューブをひとつ落として解凍します。

溶けた状態を見て、ちょっと笑ってしまいました。
これ、全部ミジンコです。
自宅で少しずつ増やしていた量と比べると、一度に使える量がまるで違います。産卵シーズンは待ってくれないので、必要なときに出せる方が私には合っていました。
水槽へ入れると、すぐにメダカが寄ってきた
解凍したミジンコを水槽へ入れると、メダカたちはすぐに集まりました。冷凍だから食いつかないのでは、という心配はこの時点でなくなりました。

私は4つの水槽を管理しています。このときは各水槽へスプーン1杯ほど、合計で4回ずつくらい給餌できました。
エアレーションのある水槽では、細かなミジンコが水中を舞います。動いているように見えるためか、メダカも追いかけるように食べていました。
食いつきはかなり良かったです。「冷凍でも普通に食べるじゃん」が、最初に出た感想でした。
クリーンみじんこは、活きたミジンコを育てるのが難しかった方や、複数の水槽へ手早く与えたい方に使いやすいと思います。
クリーンイトメを与えた翌日に卵を確認
クリーンみじんこだけでも食いつきには満足しました。ただ、産卵シーズン終盤だったので、もう少し動物性の餌を試してみたくなりました。
そこで選んだのがイトメです。
イトメはイトミミズの仲間で、まとまった状態の見た目は、正直かわいくありません。

当時、生のイトメを探している途中で、めだか屋サバンナさんが飼育にイトメを活用しているという話を見かけました。有名なブリーダーが使うほどなら自分も試したい。ただ、私の生活圏では新鮮なイトメを継続して買うのが難しかったです。

生きたイトメは入手先や管理状態が気になります。近くで安定して買える環境でもなかったため、代わりにキョーリンのスリーステップ殺菌・ビタミン含有冷凍フード クリーンイトメを使いました。

開封すると、板の中にイトメがぎっしり
袋を開けると、冷凍されたイトメがかなり密に入っていました。

これを使う分だけ取り、カップの水で解凍します。


最初は食べない個体もいた
解凍したイトメをピンセットでつまみ、メダカの前へ下ろしてみました。

すぐに食いつく個体がいる一方で、初めて見る餌だからなのか、まったく興味を示さない個体もいました。
ここはクリーンみじんこと違ったところです。
ただ、底へ沈んだイトメは翌朝にはきれいになくなっていました。最初の反応だけを見て「食べない」と決めなくてもよさそうです。
翌朝に卵が付いていた。ただし餌だけの効果とは断定しない
イトメを与えた翌日、メダカに卵が付いていました。

産卵時期が終盤に入っていたため、これはうれしかったです。
とはいえ、産卵は餌だけで決まりません。水温、日照時間、親魚の状態なども関係します。「イトメを与えれば翌日に必ず産む」という話ではなく、私の水槽では実際にこうなったという記録として見てください。
⚠️ 注意
沈んだ餌を放置しすぎない
私の水槽では翌朝までに食べきっていましたが、残ったイトメは水を汚します。最初は少量だけ入れ、食べ残した場合はスポイトなどで回収してください。
クリーンみじんことクリーンイトメの違い
両方を使ってみると、同じ冷凍フードでも使い勝手は少し違いました。
| 比べた項目 | クリーンみじんこ | クリーンイトメ |
|---|---|---|
| 取り出し方 | 小分けキューブで扱いやすい | 必要な分を取って使う |
| 与え方 | 解凍して水槽へ少量ずつ入れる | 解凍後、ピンセットでも与えられる |
| 最初の反応 | すぐに寄ってきた | 食べる個体と無視する個体がいた |
| 私が使いやすいと感じた場面 | 複数水槽への普段の栄養補給 | 親魚へしっかり食べさせたいとき |
| 気になった点 | 細かいため入れすぎに気づきにくい | 見た目が苦手な方もいると思う |
初めて買うなら、私はクリーンみじんこを選びます
どちらか1枚だけなら、私はクリーンみじんこから試します。
小分けで出しやすく、4つの水槽へ分けるのも簡単でした。メダカの最初の反応もよく、冷凍フードが初めてでも使いやすかったからです。
イトメは、ピンセットで食べる様子を見たい方や、産卵期の親魚へ動物性の餌を加えたいときの候補になります。
なお、冷凍商品はショップによってクール便の送料や同梱条件が異なります。本体価格だけではなく、注文画面の送料まで確認した方がよいです。
冷凍ミジンコ・イトメの与え方
難しい作業はありません。私がやっているのは、次の3つです。
STEP1
食べる分だけ取り出す
最初から1キューブ全部を使う必要はありません。水槽数とメダカの数に合わせます。
STEP2
小さなカップで解凍する
少量の水へ入れ、自然にほぐれるまで待ちます。
STEP3
反応を見ながら追加する
一度に全部入れず、食べ方を見て少しずつ足します。
私の4水槽ではスプーン1杯ずつから試した
クリーンみじんこを初めて使ったときは、4つの水槽へスプーン1杯ずつ入れました。食べる勢いを見ながら追加し、結果的にそれぞれ4回ほど与えられました。
ただし、これは私の水槽での量です。メダカの匹数や水量が違えば、同じ量が適量とは限りません。
最初の1回は、少なすぎるくらいでちょうどいいと思います。
凍ったまま大量に入れない
少量ならそのまま使う方もいると思いますが、私はカップで解凍してから与えています。ほぐれ具合が分かり、複数の水槽へ分けやすいからです。
解凍した分は使い切り、再冷凍はしません。
使って分かった注意点
便利なので、つい多く入れたくなる
冷凍フードは培養の手間がありません。だからこそ、気軽に入れすぎます。
メダカが寄ってくると、もう少しあげたくなるんですよね。
しかし、食べ残しは水質悪化の原因になります。食べる様子を見られる時間に与え、残ったら回収する方が安心です。
イトメは全個体がすぐ食べるとは限らない
私の水槽でも、最初は見向きもしない個体がいました。餌として認識するまで時間がかかる場合があるので、反応が悪ければ無理に追加しないようにします。
「翌日産卵した」と「イトメだけで産卵した」は別
翌日に卵を確認できたのは事実です。ただ、それだけでイトメの効果だと断定はできません。
産卵を狙うなら、餌に加えて水温、日照、親魚の状態、雌雄のバランスも確認する必要があります。冷凍フードは、その中の栄養補給を助けるひとつの方法として使うのがよいと思います。
針子には別の細かい餌を用意する
この記事で紹介している与え方は、ある程度育ったメダカや親魚を想定しています。口の小さい針子には大きすぎる可能性があるため、ゾウリムシや針子用の粉餌など、成長段階に合う餌を使ってください。
便利な餌ほど、入れすぎだけは注意です。メダカが喜ぶ顔を見ると追加したくなりますが、そこを少し我慢しています。
冷凍ミジンコ・イトメのよくある質問
毎日与えても大丈夫ですか?
私は人工飼料と組み合わせて使っています。毎日与えるかどうかより、食べ残しが出ない量と水の状態を見ることが大切です。最初は週に数回から試すと調整しやすいと思います。
解凍には飼育水と水道水のどちらを使いますか?
私は小さなカップへ水を入れて解凍し、餌の量を確認してから水槽へ入れています。水道水を使う場合は、ごく少量でもカルキが気になる方は飼育水を使うと安心です。
クリーンみじんことクリーンイトメはどちらが食べますか?
私の水槽では、最初の食いつきはクリーンみじんこの方が揃っていました。イトメは個体差がありましたが、底へ沈んだ分も翌朝にはなくなっていました。
食べ残した冷凍餌はどうしますか?
スポイトや細いネットで早めに回収します。底床の隙間へ入り込む前に取る方が楽です。食べ残しが続くなら、次回は半分程度まで量を減らします。
人の食品と同じ冷凍庫へ入れてもよいですか?
商品は袋へ入れ、食品と区別できる場所で保管しています。家族が間違えないよう、外袋を捨てずにそのまま入れておくのが分かりやすいです。
まとめ
🌟 まとめ
実際に2種類を使って分かったこと
- ミジンコ培養が続かなくても、冷凍フードなら必要な日に使える
- クリーンみじんこは小分けしやすく、最初の食いつきも良かった
- クリーンイトメは最初に無視する個体もいたが、翌朝には食べていた
- イトメを与えた翌日に卵を確認したが、餌だけの効果とは断定できない
- どちらも解凍し、食べきれる量から試す
活き餌を自分で増やせたら、それが一番楽しいのかもしれません。
でも、うまく管理できない時期もあります。仕事や家のことが忙しく、毎日容器を確認できないこともあります。
そんなときまで、活き餌にこだわらなくても大丈夫でした。
私の場合、冷凍フードへ頼ったことで、培養の失敗を気にする時間が減り、メダカが食べる様子をゆっくり見られるようになりました。
まず試すならクリーンみじんこ。親魚へ違う餌も食べさせたいときは、クリーンイトメも候補にする。今はこの使い分けに落ち着いています。


